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2016年10月1日土曜日

腐儒の言語学(113) 何故、東北方言より関西方言の方が優勢なのか?

Q.今の社会で何故、東北方言より関西方言の方が優勢なのか? 文化・言語・国民性? 


A.

①人口:日本人の半分以上は関東圏にいます。 

     残り半分の半分以上は関西圏にいます。 


②経済力:人口は産業の要求に従って集中しています。 



③情報・文化:都市に基盤をおいて情報が発信されます。 




発信地のコトバは広まりますが、受信一方のコトバは広まりません。 

2016年9月14日水曜日

腐儒の言語学(111)  なぜ「標準語」があるのか?

Q.なぜ「標準語」があるのか? 

  「標準語」はどの県のことば?  
  「標準語=東京方言」とは言えないのか? 



A.前者は、地方の独立性が強く、多言語(方言)社会であった、日本を、強引に中央政府中心の単一(言語)社会に再編成する言語政策です。

東アジアに覇権を及ぼそうとした時期には、東アジアの国際語の役割を担います。

どちらの場合も、教育・情報伝達が一定のきまった型「標準」がないと、本来の目的に合致しません。 

 後者について、「標準語=東京方言」とは言えません。

東京方言は東京の地域言語です。

「~ちまう・~ちゃう」
「いかねえ」
「行かれない」
「なすった」
「しんじく(新宿)」
「しびや(日比谷)」

…など非標準語的特徴は、多々あります。

これら方言的要素が薄れてきたのは、他の方言と同じ。

ただし、「標準語」は東京方言を基本として作られているので、一番標準語に似ています。

「~であります」など東京方言に由来しない要素も標準語には入っています。 






方言ついての投稿

腐儒の言語学(109) …もしもメディアや政治の中心が東京でなく大阪にあったら

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2016年9月9日金曜日

腐儒の言語学(110)   「標準語」とはいつ頃できたのか



Q.そもそも「標準語」とはいつ頃できたのか? 


A.「標準語」と提示したのは、明治時代。

戦後は「標準語」ではなく「共通語」にシフト中。

なお、これらのもととなった、東京自体が、江戸開府によって作られた都市であり、諸国から人が集まったものである。

その結果、関東方言を基盤としつつも、多様な要素が混入・中和した言語であった。

そして、諸国の官僚階層(武士)が外交活動を行っていたのが、今の山手方言のもととなる言語であった。

江戸を受け継いだ明治政府が、これを「標準」としたのも理由のないことではない。