A.日本語で「ア」と書いても、実際の発音は多様です。一つではありません。君がそう思いこんでいるだけ。その「思いこみ」を「音韻上の音」と呼んでいるわけです。
また、英語の文字の読みが多様であるのは、前回説明した通り、本来合わない文字を使っているから。決して、好ましい状況ではありません。
なお、発音記号というのは、正しくは「国際音声記号(International Phonetic Alphabet)」と言い、世界中の言語の音(子音・母音)を記述できる、記述用の記号体系です。世界中のどこにもこんな文字をつかっている言語はありません。
また、言語学者ならば、世界中のどこでもこれをつかって、音声の説明ができます。
2005年07月15日
※「世界音声記号辞典」 ジェフリー・K. プラム、他 著(三省堂)は、Amazon Kindle版が出ています。
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