2017年10月13日金曜日

腐儒の言語学 (132) 音が多い言語をあやつる人の脳は発達してるのか?






Q.日本人の頭の中では、一つに認識されている音を、違う音として認識する外国人の脳は発達しているのか? 


A.もしそれが正しいとすると、上記のような区別ができない脳は、「発達していない」ことになります。

脳の発達とは関係なく、言語にはそれぞれ特徴のある「音のきまり」があるだけです。 

また、「音が多い」ことがすぐれた言語であるわけではありません。音の習得に手間がかかるからです。

そして、単語の発音・聞き取りに注意を要しますので、「楽に」発音したり、聞いたりできません。「注意をしないとつかえない」道具は一般的ではありません。

音が少ないと、この点は楽ですが、一方で、単語が長くなる、発音がルーズになりやすいなどの弱点があります。 






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