2016年8月9日火曜日

腐儒の言語学(97) 「ありがとうございました」



Q.同じ「ありがとうございました」でも、先生に言う場合と、お客さんに言う場合ではイントネーションがちがう。

何故ですか? 



A.「感謝」は同じでも伝えるべき内容が違うから。

お店のお客さんの場合、これは売買行為完了の確認で形式的。

恩恵の観点から言えば、相互に利益が生まれる。

そして、「別れ」の挨拶機能も兼ねている。

先生に対する場合、多くは何か先生からしてもらったであろうから、一方的かつ実質的。

「感謝」以外の意味はふつうない。 



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