腐儒の言語学(83)
Q.「コトバが時の流れでかわる」のは「その音の表す意味」という約束事がかわるということか?
発音の変化や、新しいことばができるほかに、どんな変化がおこるのか?
A.コトバは、形式面で「音声」「音韻」の二部門、意味面で「語彙」「文法」の二部門から、構成されます。
いずれも独立したシステムですが、互いに連動しています。
言語をとりまく環境(社会・自然・情報量)がかわれば、語彙の量が変異し、それを制御する文法規則が変異します。
また、語彙量の変異は、形式面での変更を要求しますので、「音」の部門も変異します。
だから、答は以上の四部門のいろんなところが変りうる、となります。
例えば、古典文法は千年前の日本語文法ですが、あれが変りに変って、今日の日本語文法になっています。
興味があれば、日本語史・国語史の本を御覧下さい。
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