2016年8月4日木曜日

腐儒の言語学(74)



Q.言語によって動物の鳴き声が違うように表現されるのはなぜ? 

A.第一に、動物の音声を写し取る道具、つまりコトバの音の種類と、可能な組み合せに違いがあるから。

第二に、それらオノマトぺの言語内での地位と、自由度がコトバによって違うから。

日本語は音が少ないけれども、オノマトぺは豊富で、しかも自由度が高いことが特徴。

この結果、さまざまな「音」を「言語音」として聴き取る習慣がある。

人間の脳には単なる「音」を処理する部位と「言語音」を処理する部位があるが、日本語話者は「風の音」「虫の声」まで「言語音」領域をつかっている(他言語ではあまりない)特異性がある。

よって、第三に、「脳」の情報処理の違い。




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